校長あいさつ
稚内市立声問(こえとい)小学校は、本年で132周年を迎えました。稚内市内で一番古い小学校です。小規模校で児童の人数は少ないのですが、一人一人が生き生きと学び、学年の枠を超えて「思いやり」・「明るさ」・「チャレンジ」を合言葉にして、子ども同士や子どもと教職員の絆を深めながら、のびのびと毎日の学校生活を送っています。
近隣に稚内養護学校があり、ノーマライゼーション地区にあることから、小学校1年生から養護学校の児童と集合学習を進め、誰もが暮らしやすい街づくりについて、日常的に学習しています。また、徒歩で15分の所に漁港があり、地域の方々にお世話になり、漁業体験等も実施しています。また、沿岸にある他の小学校とも、集合学習を行い交流を深めています。今年度からは、同じ東地区の稚内東小学校と宿泊研修や修学旅行を合同で実施します。
本校は稚内湾の一番深い部分に位置しており、右手に進めば日本最北端の宗谷岬へ、左手に進めばノシャップ岬へと行くことができます。晴れて大気が透明な時には宗谷海峡の海を隔ててサハリンの山々をのぞむこともできます。また、近くには、宗谷管内最大のオートキャンプ場である「北海道立宗谷ふれあい公園」や、白鳥が飛来する大沼もあり、落ち着きのある自然環境に恵まれています。また、稚内空港(わずか4km、車で10分、東京への直行便あり)があり、利便性にすぐれています。
子どもたちを真ん中に、保護者・地域とともに、長い歴史を紡いできた学校です。今年度も、子どもたちが幸せを感じながら学校生活を送り、未来につながる確かな力を育成するため、全教職員が誠意と情熱をもって、教育活動を進めていきます。温かいご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。
稚内市立声問小学校 校長 末村 哉子